肌に効果のあるコラーゲンとは

肌に効果のあるコラーゲンとは

コラーゲンは、体内で細胞同士を結びつける接着剤のような役割を果たすタンパク質です。主に皮膚や骨、腱など全身に存在し、体全体の約30%を占めています。特に皮膚の真皮層には豊富に含まれており、肌の弾力性を保つ役割を果たしています。コラーゲンは生まれたばかりの赤ちゃんの時が最も多く、18~29歳頃をピークに年々少なくなり、加齢に伴って減少していきます。
コラーゲンには肌に潤いと弾力を与える効果のほかに、丈夫な骨や関節、腱、筋肉を形成する役割もあります。加齢や紫外線の影響によって、体内でのコラーゲンが減少すると、肌のハリ・弾力の低下、シワやたるみ、動脈硬化、骨粗鬆症につながります。美容治療においては、コラーゲンを皮膚の真皮層に注入する方法や、光療法を用いてコラーゲンの生成を活性化することで、体内のコラーゲン量を増やしてシワやたるみを改善することができます。

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この記事を監修した人

征矢野 進一は、日本の医師。 長野県木曽福島町生まれ。1979年3月に東京大学医学部医学科を卒業後、1979年から1988年3月まで東京大学医学部形成外科に所属し、1988年4月に神田美容外科形成外科医院を開設。東京大学医学部附属病院の医局時代にコラーゲンの治験に携わり、日本の「注入剤によるシワ取り治療」に貢献した一人。以来長年にわたりコラーゲンやヒアルロン酸などのシワ取り注入剤の研究を重ねる。日本美容外科学会会長も務め、臨床医向けの「注入剤によるシワ取り治療」の講義を依頼され行うと共に、国内・海外で行われる美容外科学会での発表や医師向けの教科書など論文・執筆も行う。

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