コラーゲンは、体内で細胞同士を結びつける接着剤のような役割を果たすタンパク質です。主に皮膚や骨、腱など全身に存在し、体全体の約30%を占めています。特に皮膚の真皮層には豊富に含まれており、肌の弾力性を保つ役割を果たしています。コラーゲンは生まれたばかりの赤ちゃんの時が最も多く、18~29歳頃をピークに年々少なくなり、加齢に伴って減少していきます。
コラーゲンには肌に潤いと弾力を与える効果のほかに、丈夫な骨や関節、腱、筋肉を形成する役割もあります。加齢や紫外線の影響によって、体内でのコラーゲンが減少すると、肌のハリ・弾力の低下、シワやたるみ、動脈硬化、骨粗鬆症につながります。美容治療においては、コラーゲンを皮膚の真皮層に注入する方法や、光療法を用いてコラーゲンの生成を活性化することで、体内のコラーゲン量を増やしてシワやたるみを改善することができます。
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