肌の若さに重要なエラスチンとは

肌の若さに重要なエラスチンとは

エラスチンはタンパク質の一種です。肌や血管、靭帯などの伸縮性のある組織に含まれています。主にコラーゲン同士を結合させて、肌に弾力とハリを与えます。
エラスチンは、真皮の中の繊維芽細胞から生成されます。エラスチンの特徴は、外部から力が加わっても元に戻る「弾性線維」です。一方、コラーゲンは引っ張りに強い「膠原線維」で、強度を担っています。コラーゲンは強さを、エラスチンは伸縮性を提供し、エラスチンがコラーゲンをまとめているという関係があります。
加齢やストレス、紫外線などの影響で、エラスチンは減っていきます。皮膚のエラスチン量は20代後半が最も多く、その後は減少していくので、若々しい肌を保つためにはエラスチンが重要になります。

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この記事を監修した人

征矢野 進一は、日本の医師。 長野県木曽福島町生まれ。1979年3月に東京大学医学部医学科を卒業後、1979年から1988年3月まで東京大学医学部形成外科に所属し、1988年4月に神田美容外科形成外科医院を開設。東京大学医学部附属病院の医局時代にコラーゲンの治験に携わり、日本の「注入剤によるシワ取り治療」に貢献した一人。以来長年にわたりコラーゲンやヒアルロン酸などのシワ取り注入剤の研究を重ねる。日本美容外科学会会長も務め、臨床医向けの「注入剤によるシワ取り治療」の講義を依頼され行うと共に、国内・海外で行われる美容外科学会での発表や医師向けの教科書など論文・執筆も行う。

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