肌に良いヒアルロン酸の効果とは

肌に良いヒアルロン酸の効果とは

ヒアルロン酸は、医学的には「ムコ多糖類」とも呼ばれ、体内に元々存在する保湿成分です。ゼリー状の性質を持ち、細胞間を埋める役割を果たします。この特性により水分の保持だけでなく、クッションのような機能も担い、肌の潤い、肌のハリと弾力、肌の乾燥も防いでくれます。
ヒアルロン酸は体内に広く分布しており、肌、軟骨、目の水晶体などに存在しますが、その中でも約半分は肌に集中しています。特に「真皮」と呼ばれる肌の奥深くに多く存在しています。真皮は肌の基盤を支える「コラーゲン」と、コラーゲンを結びつける「エラスチン」で構成されています。ヒアルロン酸はこの構造の隙間を埋め、水分をしっかり保持することで、肌に潤いとハリを与え、乾燥を防ぎます。
しかし、体内のヒアルロン酸は30代以降から徐々に減りはじめます。加齢とともにヒアルロン酸が減少すると肌は水分を保持できなくなり、ハリがなくなってくるとシワやたるみが発生するようになります。

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この記事を監修した人

征矢野 進一は、日本の医師。 長野県木曽福島町生まれ。1979年3月に東京大学医学部医学科を卒業後、1979年から1988年3月まで東京大学医学部形成外科に所属し、1988年4月に神田美容外科形成外科医院を開設。東京大学医学部附属病院の医局時代にコラーゲンの治験に携わり、日本の「注入剤によるシワ取り治療」に貢献した一人。以来長年にわたりコラーゲンやヒアルロン酸などのシワ取り注入剤の研究を重ねる。日本美容外科学会会長も務め、臨床医向けの「注入剤によるシワ取り治療」の講義を依頼され行うと共に、国内・海外で行われる美容外科学会での発表や医師向けの教科書など論文・執筆も行う。

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